さてさて、普通には見ることの出来ない製品。
面白いし、びっくりもするし、時代を感じてしまう。
代用陶器 統制陶器
戦局下、時代から必然的に生み出されたやきもの
昭和15年(1940)から終戦後しばらく、全国の窯業地では生産数が管理され、すべてのやきものには、生産者や生産数などが照合できる管理番号が付けられた。これらを統制陶器という。
また戦争が近づくと金属不足を補う為、それまで金属製だった物を陶器で作る代用陶器が生まれた。これらは時代が強いた陶器ではあるが、特に萬古焼の統制陶器や代用陶器は産地としての欠点(土の強度や焼成温度が低いなどを補い尽くされおりアイデアにあふれ新鮮な驚きを与えてくれる。
211 陶製やかん<代用・統制陶器>(昭和) w220 d180 h265mm
一見焼き物には見えないが、琺瑯のやかんを模した陶製のやかん。持ち手は勤続。
213陶製ガスコンロ<代用・統制陶器>(昭和> w310 d175 h78mm
ガスコンロのホース差し口とコックのみ金属製。
212 陶製蓋付鍋 <代用・陶製陶器>(昭和) w255 d220 h110mm
218 陶製キャニスター大小<代用・統制陶器>(昭和) 右径70 h76mm
216 陶製湯たんぽ<代用陶器>(昭和) w218 d260 h115mm
210 陶製水筒<代用・統制陶器>(昭和) w120 d650 h160mm
215 陶製香炉<代用・統制陶器>(昭和) 径 172 h140mm
219 陶製洗面器<代用・統制陶器>(昭和) 径 310 h85mm
217 陶製行火<統制陶器>(昭和) w237 d137 h76
時代を感じるということは、戦後70年の今日では、すでに歴史!
この茶色の湯タンポは、私の少女時代を過ごした田舎(千葉県)の家にあったことを記憶しています。少し重いけど、お湯の暖かさが長持ちする、と祖母が言っていた・・・・懐かしいです。
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