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勉学の秋


 

 

秋が深くなり、落ち着いて読書三昧がしたくなってまいりました。折も折、ばんこの里会館に勉強しなきゃ、モードが

 

 古代の日本では、陶器は「陶瓷」とうし、十四 で、10月4日は陶器の日と言われるようになっています。2021年よりこの10月4日を中心に、「やきものマイスター検定」が行われるようになりました。これはやきものに携わっている人のみでなく、広く、多くの人に対して発信されています。

 日本のやきもの文化への理解を深め、より深い関心を寄せていただきたい との趣意であろうと。

 やきものマイスター検定は、「陶器の日」事業4団体協議会が主催で、検定実行委員会によって行われています。ばんこの里会館でも、事務局長が申し込みをして会館にて仕事をしていますスタッフの多数が受験をすることになり、受験いたしました。

受験の結果は、全員2級合格いたしました。

 とにかくハンドブックを読み込むことで、自分の中にストックされていたやきものの知識をまとめていく・・・そんな感じの受験勉強だったかと。本日、会館に出勤してきましたら、机の上に分厚い封書がありました。陶器で作ったバッジ同梱の合格通知書と合格証。高齢者のグランマにとっては、試験なるもの50年来の出来事でしたが、、、

 

せっかく学んだことなので、わかりやすくまとめてあるハンドブックの中のいくつかをご紹介いたしたく。

 

 

六古窯

旅する、千年、六古窯  越前・瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前

            福井県越前町、

            愛知県瀬戸市、

            愛知県常滑市、

            滋賀県甲賀市、

            兵庫県丹波篠山市、

            岡山県備前市

 

 日本六古窯とは、古くからある陶磁器窯のうち、中世から現在まで生産が続く代表的な六つの産地(越前・瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前)の総称。命名者は日本の陶磁器研究の第一人者であった小山冨士夫氏。2017年には文化庁より日本遺産に認定されました。日本遺産認定を機に、それぞれの産地のある6市町は、「6古窯日本遺産活用協議会」を発足。各産地で育まれてきた技術や文化をあらためて見つめ直すとともに、共同で六古窯の魅力を掘り下げる取り組みを始めました。2018年には「旅する、千年、六古窯」と題するWEBサイトを立ち上げ、六古窯の魅力を国内外へ広く発信。このほか各産地を巡回する合同の展覧会やガイドツアーなど、六古窯に関連したイベントを多数開催しています。複数の産地が手を携えあってやきものの素晴らしさをアピールするこれまでにない取り組みとして、大いに注目を集めています。

 

 

茶陶

安土桃山時代に大きく花開いた茶の湯。茶等とは、茶の湯に使用するために焼かれた器のことを指す言葉です。「一楽、二萩、三唐津」とは、茶道の世界で古くから伝えられてきた言い回し。茶人が好む茶碗の産地の順位のことで、1位が京都の楽焼、2位が山口の萩焼、3位が佐賀の唐津焼という順番になります。楽焼は茶の湯を完成させた千利休が創案。楽 家の始祖である長次郎に作らせたのが始まりと言われる茶道用のやきもののことです。これとは別に「一井戸、二楽、三唐津」という言い方もあるのだとか。井戸とはすり鉢のような形をした井戸茶碗のこと。茶碗の底の高台付近にある、焼成不十分のため溶け切らず鮫肌状に縮れた状態となった梅花皮(かいらぎ)が見どころです。

 

次回も学びの続編になります。