日本のやきものは、古くから全国各地で焼かれ、その技法や装飾、用途において多種多様な文化を育んできました。で始まるやきものハンドブック。
やきものについて知りたいことを学ぶには格好の書物と。このハンドブックは、読んでいると、さらに深く、何故? どこから? どうして?と紐解いていきたくなる書物だなあ、とグランマは思います。そこでこのハンドブックを師として、もう少し学びを続蹴ていくことに。やきものマイスターの2級の試験を受けて、一番印象に残った問は・・・・・
やきものの絵柄
恥ずかしながら、問題を見て、見知ってる絵柄なのに、名称を正確には知っていない!!!!!のでした。
おさらいを兼ねてここにまとめていくことにいたしました。
唐草文
唐草文とは、葉や茎、または蔓植物が伸びたり絡んだりした形を図案化した植物文様の。日本での呼称である。唐草という植物の呼称ではない。古代ギリシャの神殿などの遺跡でアカイア式円柱などに見られる草の文様が唐草文様の原型であり、メソポタミアやエジプトから各地に伝播したと考えられる。
また古代エジプトの睡蓮に起源があるとされ、イスラム美術の一様式におけるアラベスク文様にも関係する。唐草模様は中国の唐王朝支配下のシルクロードを経由して、日本に伝わったとされている。つる草の生命力を発展と結びつけて、一種の吉祥文様として日用品などに使用されることが多い。
調べていくうちにわかったこと!!泥棒が唐草の風呂敷を担いでいるスタイルは定番ですね。私は泥棒が盗んだものを持ち帰るために風呂敷を持参しているのだ、、、と思っていたのですが、江戸時代には、どの家庭にも必ずこの柄の風呂敷があった、と言うことらしいです。そのくらいこの唐草柄が大流行したと言うことなのでしょう。凄い、凄いことですね。
タコ唐草
タコ唐草は蔓が絡み合う様子がタコの足の吸盤を思わせるところからその名がつきました。
青海波(せいがいは)
無限に広がる穏やかな波に未来永劫と平和な暮らしへの願いを込めた吉祥文のひとつで古くから愛用されている文様です。
この文様の由来は諸説ありますが、ペルシャからシルクロードを経由して伝わったとされています。江戸時代には青海波を巧みに描き「青海波勘七」と呼ばれた漆工がおり、広く普及したと言われています。
麻の葉
大麻の葉をあしらった図柄。麻柄とも言う。日本の伝統的な文様。基本的なせい六角形で幾何学的な形で、葉の形に似せるなど様々な種類がある。平安時代には仏教の尊像の衣服の図柄に使われており、次第に普及し、江戸時代には着物の流行の図柄となり、赤子の産着としても定番の柄である。麻は生命力が強く、手をかけなくてもまっすぐに大きく育つことから成長の祈りを込めて赤ちゃんや子供の着物に多用された。
古くは鎌倉時代の初期以降、13−14世紀の仏像の衣服にこの文様が用いられている。それは密教系の尊像や曼荼羅の地の模様として集中されているとされ、慶派の奈良仏師による尊像に採用された。
十大弟子像(1220年前後京都大報恩寺)のうちの一帯の衣装。
愛染明王(1247年奈良西大寺)衣服の文様の一部。
家紋や神紋、それ以外にも伝統工芸、ほかに一般に様々な場面で図柄として使われている。
学びの楽しさは、一を知ると、必ずその中に未知のことが現れてくることですね。次々に繋がってる、う〜〜んんん頑張ろうっと。