型萬古の木型
萬古焼の中でもっとも特徴的な事として知られているのは、おそらく型萬古急須ではないでしょうか。
お茶の時間の主役の一つである急須。その中の木型で作られた急須と木型類です。
221
型萬古白泥急須 <千秋作>(江戸〜明治)
w88 d75 h55mm
223
型萬古白泥急須<庄造作>(明治)
w100 d85 h90mm
162
型萬古 型紙急須<川村製>(明治)
w110 d105 h80mm
木型
江戸時代に森有節が考案した急須を成形するための道具。
芯棒の周りに組み木の要領で分割されたパーツを組み合わせ、急須の胴部の木型を組み立てる。
他にも蓋や蓋の摘み、把手や注ぎ口、茶漉しなどの木型もあり、それぞれ薄く伸ばした土を貼り合わせ、パーツを作り、それを組み立てて木型急須を作ります。
これは提灯を製作する際の型をヒントに考案されたと伝えられています。
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