W&S 100Bloger発掘プロジェクト
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道具展 始まりました


企画展示室で、新しく展示が始まりました。

萬古

工場と道具展

 

ばんこの里会館で展示が始まってから、初めての試みです。萬古焼を作り上げる工場の中で活躍している道具をまじかに見ることができます。

見たことがないものばかり!! な グランマです。

 

見たことが無いということは、知らない、識らない、ということですから、一から勉強です。私、自らグランマと名乗ってすでに10年ちかくになりますが、ひとり、グチりますが、この歳になっても知らない事の多いこと!! っていうか・・・知らない事の方が多いんですね、きっと。

 

 

 

 

水ゴテロクロ成形

 

水ゴテロクロは、必要な陶土量を切り分けて石膏型にはめ、手動で成形する技術です。ロクロの台座に固定した石膏型に陶土を淹れ、その石膏型に合わせた専用のコテを陶土に当てて成形します。陶土は水分が抜けていく過程で収縮するため、陶土と型との間に隙間ができて型から外れるようになります。 

 

 

 

 

次は 窯の中。

この、窯の中の光景は、なんとなく想像がつきます。今までに何度となく聞かされてきたことを思い浮かべることができます。上の写真は、窯にはこのように並べて入れるんだよ、とたくさんのお急須を載せた板を片手で軽々と運んできてくれた陶山さんが教えてくださいました。

 

 

ロクロ

ロクロを使う成形方法は「水挽き成形」がよく知られています。素地上の塊をロクロに据え、手に水をつけながら素地を成形していくものです。成形の際に使用するのが、コテ・ヘラ・ナメシガワ・マガリといった成形用の道具。このほか、成形品を切り離す際に使うシッビキや、成型品を裏返してロクロに固定するためのシッタなどの道具も使います。

 

 

伝統的なロクロ成形

 

 

 

 

 

 

ガバ鋳込み成形

大型連休もあと1日を残すところまできましたが、本日は、人通りも少なくノーマルな土曜日より、はるかに静かな会館です。こんな時こそ、ゆっくりと見て回れますのに。かく言う私めも、学びの1日にいたしましょうかと。