W&S 100Bloger発掘プロジェクト
Skip to content

古きに出会えて 


縁あって、ばんこの里に勤務するようになって九年目になります。まさに縁あってのことだったと思いますが、そのご縁のおかげで私の暮らしに、趣が一つ。これは時間を経るごとに色付いてまいります。ありがとうございます。

これから、折を見つけてご縁の賜物とも名付けたい私もお宝を見ていただきたいと思っています。

ある金曜日の午後のことです。ところはばんこの里会館の事務所、受付カウンターに壮年の男性のお客様がいらっしゃいました。私はいつものように事務所内の自分の机に。

 「あの〜これを買っていただけませんか?」とのお声が聞こえてまいりました。

 「ヌぬ、何事?」

 「笹岡春山のものですが・・・」

 聞こえてくる話によると、話してくださっている方は、春山の収集家の息子さんの親類で、誰もこのコレクションを引き受ける身内がいない、ので、骨董屋に売りに行ったが、買えないと、断られた、と言って、捨てるわけにもいかず、こちらで買い上げてくれないか、という内容でした。

 お相手をしていたのは、私が最も信頼している補佐役の女子。どうしますか?と言っても、ばんこの里会館に金銭的な余裕など全くなく、、、、私が個人で購入するしかないと判断。「おいくらですか」と聞いてもらいましたら、破格のお値段!!で、全く、思いもかけず、山ほどの笹岡春山ゆかりの茶器および雑器が私の元にやってきました。それからのざんまいは、少しづつお話しいたしますが、まずは、本日は茶器揃え5点を。

 

ようやく、こんなノートを作りました。